ホーム > お茶コラム > お茶の成分と効能 > 日本茶に適した水は、硬水?軟水?
水の硬度って?
硬度とは、水1000ml中に溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量のことをいいます。WHO(世界保健機関)による飲料水水質ガイドラインでは以下のように定めています。
軟水・・・・・・硬度 0~60mg/リットル
中程度の軟水・・硬度 60~120mg/リットル
硬水・・・・・・硬度 120~180mg/リットル
非常な硬水・・・硬度 180mg/リットル以上
日本の水はほとんどが軟水です。 硬度の違いによって香り、水色、滋味に影響があると言われています。
京都市の水道水の硬度は40程度です。(参照: 京都市上下水道局ホームページ)
日本茶に合う水って?
日本茶に合う水は、硬度30~80mg/リットル程度の軟水です。日本の水道水は軟水から中程度の軟水なので、日本茶に適しています。日本茶は、旨み、渋み、苦味のバランスを楽しみます。硬度が高いとお茶の苦味が抑えられてしまうからです。
日本の水道水はカルキ消毒されていますので、美味しいお茶をいれるにはカルキ臭を抜くことが必要です。 水道水は必ず2~3分沸騰させてから使ってください。 または4~5時間汲み置きしておいてもカルキを抜くことができます。浄水器を使う場合も、沸騰させてから使うのがおすすめです。