ホーム > お茶コラム > お茶のいろいろな楽しみ方 > 今日から始める、気軽に”おうち抹茶”
抹茶スイーツや抹茶ラテなど、抹茶を使ったものはあちこちで見られるようになりました。
でも抹茶を点てる、となると、ハードルが高いと思う方も多いのではないでしょうか?
「作法がわからない」
「難しそう・・」
「茶道具そろえるのは大変」
いえいえ、もっと気軽に、おうちでもお抹茶を楽しめるんです。
「抹茶」は茶葉まるごと粉にしているので、栄養素をそのまま摂ることができる優れもの!
そんな抹茶を、毎日の生活に取り入れてみませんか?
最初に準備するもの
まずは、お抹茶を点てるのに必要な道具をそろえましょう。
①抹茶
20g缶 1000円以上がおすすめです。
1杯約2gなので、1缶で約10杯分(1杯100円)になります。
高いものほど香り高く、まろやかなコクがあります。
安いものほど渋みが強く、あっさりとした味になります。
②茶筅(ちゃせん)
穂数が多いほど、きめ細かい泡が立ち、クリーミーに仕上がります。
「薄茶」を楽しむなら、80本立や100本立てがおすすめです。
※竹は冷えて乾燥していると穂先が折れやすくなります。使用する前に、茶碗にお湯を入れてつけて置いておくと長持ちします。また使用後は、濡れたまま「茶筅くせ直し」に入れて乾かすと、形状を保つことができます。
茶筅の代わりに、こういう「抹茶ミニシェイカー」というものもあります。
③茶碗(ちゃわん)
カフェオレボウルなど口が大きいもので代用できます。
夏には耐熱のガラス製の平茶碗も涼しげです。
④茶杓(ちゃしゃく)
小さじで代用できます。小さじすりきり1杯で1杯分(約2g)です。
※計量スプーンは3点セットになっていることが多いです。
左から小さじ1/2(2.5cc)、小さじ(5cc)、大さじ(15cc)になります。
準備ができたら、抹茶を点ててみましょう
1. 茶椀を用意します。
2. 抹茶を2g(茶杓山盛り2杯分、または小さじすりきり1杯)を茶碗に入れます。
3. 茶碗に10mlの水を入れ、抹茶と水を茶筅でなじませてから、粉っぽさがなくなるまで溶きます。
より旨味が引き立ち、ダマにもなりません。その後、熱湯を60ml注ぎます。
※最初に水で溶くと、茶こしで濾す必要がなくなります。
4. 茶筅は底から少し浮かし、川の字を書くように素早く前後に動かします。。
※左手を茶碗に添えましょう。
5. 表面にキメの細かい泡が点ってきたら出来上がりです。
6. 最後は茶筅で表面の泡を整え、「の」の字を書いてゆっくりと茶せんを引き上げると、
口当たりの良い美味しいお抹茶がお楽しみいただけます。
濃い目に点てて、氷を浮かべて冷抹茶にもどうぞ。
ちょっとひと工夫して、オシャレに楽しむ!
抹茶を点てた後、お気に入りのティーカップへ。
それだけでカフェのようなオシャレな抹茶に!
抹茶にミルクを入れて抹茶オレにも。