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京の深むし茶ができるまで
京都府の最南端、南山城村
宇治茶産地、京都府。
なかでも山城地域は良質の宇治茶が栽培されていることで広く知られています。陽当たりの良い豊かな土壌と清流のほどよい湿気に恵まれて、香り高い風味があります。
南山城村は、京都府最南端に位置しています。2012年現在約300haの茶園で、京都府下第2位の荒茶生産量を誇り、特に煎茶は府下-番の生産量で、安定した供給を行なっております。
京都では製造が少ない深むし茶へのこだわり
2012年 | |
後列左から、田山南部製茶谷口様、弊社社長、弊社営業岩崎、JA京都やましろ大原様 前列左から、田山南部製茶組合長仲田様、JA京都やましろ大谷様 |
2012年7月11日。新製品開発にあたって、弊社社長、営業担当者が京都・山城に赴き、JA京都やましろの案内のもと南山城村にある田山南部共同製茶組合の工場・茶園の視察を行ないました。こちらの工場では、京都では製造が数少ない深むし茶を主に作られています。 7月ともあって、1番茶がなかったため2番茶で試飲をさせていただきました。そのお茶があまりにおいしかったので、そこで原料荒茶を決め、その後さらに商品価値を高め、インパクトを付けるために、試行錯誤を繰り返しました。 やぶきた品種とおくみどり品種をブレンドし、さらに仕上げ段階で選別された茎だけを強火で火入れして、再度ブレンドすることにより香りと深みを高めました。こうしてできたのが、「荒仕立て深むし宇治茶100g(終売)」です。 この時から、次は1番茶でこだわりのある商品を作りたい!そんな思いがありました。 |
2013年 | |
後列左から5番目が田山南部組合長廣田様、2番目が 田山南部営業部長谷口様、 後列右からJA京都やましろ大原様、JA京都やましろ大谷様、 前列左から4番目が弊社社長、3番目が営業部部長代理岩崎、 前列右から弊社営業部企画開発飛田、営業部永井、品質管理室仲谷 |
2013年10月3日。再度社長をはじめ、営業・品質管理室計5名、撮影クルーで山城村の田山南部共同製茶組合を訪れました。JA京都やましろ様も同席し、本格的に茶産地の取材と写真撮影を行いました。工場は稼働していなかったので、今回は茶園のみをいくつかまわりました。 みなさん、ほんとうに朗らかで、明るい笑顔が印象的です。とても熱心に、いろいろな質問にも快くご回答いただきました。 |
2014年 | |
青い屋根が田山南部共同製茶組合 |
さらに、2014年5月14日。新茶の茶摘みシーズンまっただ中に、社長と営業3名、撮影クルーで山城村を訪れました。この一番茶を使用して、いよいよ「京の深むし茶シリーズ」の商品開発です。 今回は茶園だけでなく工場内も見学させていただきました。かなり立派な工場で、設備も整っています。 |