2019/05/16
葵祭 京都御所
15日におこなわれた「葵祭(路頭の儀)」の模様を、
京都御所での写真から紹介します。
昨日のまめ知識でも触れていました葵祭の起源については、
有料観覧席で配布された京都市観光協会の冊子によりますと、
約1400年前の欽明天皇の頃に凶作が続いたため、
賀茂皇大神の崇敬者であった卜部伊吉若日子を勅使として、
4月中酉の日に馬に鈴をつけ、
人に猪頭をかぶらせてこれを走らせて祭礼をおこなったところ、
風雨はやみ五穀は豊かに実り国民も安泰になったと記されていました。
10時半に出発した行列の先導をする騎馬隊「乗尻(のりじり)」
「検非違使志(けびいしのさかん)」
「牛車(ぎっしゃ)」御所車とも云われています。
うす紫色の藤の花の装飾が優雅で美しく行列の中でも目を引きます。
行列最高位の「勅使」
葵祭の主役です。
大きな傘に造花をのせた「風流傘」
祭りの山車の原型になったと云われています。
「風流傘」
斎王代列の「牛車」
先に行列する牛車との違いは、葵、桂の外に桜の風流をつけ、
前にカーテンのような「下簾」が出ています。
斎王代列については次回に続きます。