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2019/06/04

祇園放生会

毎年6月の第一日曜日(今年は2日)は、

祇園白川で「祇園放生会」がおこなわれます。

今回で第35回目となるこの季節の京都の風物詩となっていますが、

今年は幸いにも曇り空で暑くもなく絶好のコンディションでした。

「放生会」とは?

仏教では、この世に生を受けた生きとし生ける一切の衆生は、

これみな六道を輪廻する己自身の姿であり、

我が父母兄弟であるが故に殺生を禁じ放生せよという教えに基き、

それ故に、食膳に供する生類の生命に感謝すると共に、

大乗経律を読誦して殺生を戒め、末永く共生を念じるものです。

11時頃から始まり、奉納演奏もあります。

衆議院議員お二人がお出ましということは?選挙が近い!かも・・・

比叡山大行満大阿闍梨、明王堂叡南浩元帥によります

法要がおこなわれます。

そして水槽に入っている若鮎約2000匹が、

巽橋の上から白川に放流されました。

今年は6匹放流しました。

生命や食物と先祖への感謝と共に、

適者生存・弱肉強食の自然界で生き延びよと念じましたが。。。