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2019/08/15

大文字登山と台風

毎年8月16日の「大文字五山の送り火」の日には、

護摩木を納めて大文字山へ登っているのですが、

今年は15日から16日にかけて台風の影響がありそうなので、

14日に登ってきました。

 

銀閣寺の参道を左へ「八神社」前を右に曲がって少しのところに、

行者の森の石碑と歴史や注意書きの看板があり、

ここから右が大文字山の入口となります。

下山する時に顔や頭を冷やすと気持ちいいですよ!

この橋を渡ると山道になります。

「千人塚」までくると、およそ七合目くらいでしょうか、

登山者の多くはこの場所で一休みです。

そして、心臓破りの約150段の石段が目の前に現れます。

さらに約80段の石段を登りきると、

急に視界がひらけて京都市内が一望出来る場所に出ます。

ここはちょうど「大」の文字の書き始めるところです。

この日は「大」の真ん中にある「大師堂」に提灯等のお飾りもなく、

雨も降り出してきたので急いで下山しました。

幸い16日の午後には天気が回復しそうな予報なので、

お盆に迎えた精霊も迷わずお還りになれるでしょう。

京都人の大文字信仰は不滅です。