長かった祭りもようやくクライマックスを迎えます。
山鉾巡行が終わると、各山鉾は即解体されます。山鉾によっては、一部翌日にされるところもありますが、鷹山はそういうわけにはいきません。
祇園祭の還幸祭で、20時ごろこの三条通を神輿が通るので、完全に解体してしまわないといけないのです！

今年は神輿渡御は行われませんでしたが、それまでに解体できるように練習も踏まえて行われました。

山解きをずっと見ていたことはなかったので、今年はせっかくなので張り付いて見守っておりました。はたして時間までにできるのか…緊張もします。

飾りはあっという間に外されて、骨組みが残りました。

松の木はノコギリで人の手で少しずつ切られていきます。電動は使わないというのがあるのでしょうね。枝も少し切っては下ろされていきます。

屋根の解体も一旦足場を組んでから解体するので、かなり時間がかかっていました。

そして車輪を外し、真木を残して櫓も解体されていきます。

車輪を外している間に日もすっかり落ちてしまいました。

この一番下の大きな木は、石持（いしもち）といいい、

櫓を支え、車輪を取り付けるものになります。

長さ２ｍ、２本で約500ｋｇ！

大変重いので、器具で支えながらでないと外せません。

下にもぐって、何度も高さを調整してはやり直しをして、慎重に片方ずつ外していきます。

これが本当に大変そうでした。

最後の真木が片づけられたのは、夜21時頃でした。
これは本当に大変な作業ですね。
皆様お疲れ様でした！

来年は時間までにしないといけないでしょうから、さらに厳しいことになりそうです。

どうぞ温かく見守ってくださいね